原酒造

原酒造（本社：新潟県柏崎市）

代表：原吉隆

代表銘柄：越の誉、銀の翼（新潟県限定）、あわっしゅ

歴史

文化11年（1811年）、原酒造店誕生。明治44年、柏崎で起こった大火災でそれまで積み上げてきた全ての財産を失った。一度は廃業を考えたという当時の蔵元・四代目原吉郎。ただ形ある財産を失っても、歴史が育んだ蔵人の精神と情熱は潰えることがなかった。しかし、平成19年に発生した「中越沖地震」により再び甚大な被害を受けた。社屋の七割が倒壊、明治時代以前の歴史資料の紛失。原酒造の築いてきたものはまたしても瓦解した。それでも希望はあった。生産設備、精米機、瓶詰め工場の被害は比較的軽微であり、何より、甚大な被害の中でも「社員全員が無事」だった。震災翌日から社員業者一丸となり復旧作業にあたり、二ヶ月半でなんとか通常業務ができる体制まで戻した。「こんな時でも、こんな時だからこそ、絶対に質の悪いものは出さない。」原酒造の精神と情熱は、100年越しの現代に至ってもなお健在だった。その後、新蔵である和醸蔵、蔵元直売所である酒彩館が完成し現在に至る。

様々な災害や困難に遭い、その度に乗り越えてきた原酒造。社員たちは誇りを持って今日も酒造りに向き合っている。

会社HP　http://www.harashuzou.com/